ラジオCMのコピーを書くとき、気をつけているのが
実際に録音されて放送された時、
聴いた方の耳に正しく伝わるかどうかである。
ストーリーや流れがわかるかどうかではなく、
単純に聞き間違えが起こらないかどうかと言ったことである。
なので、CMのコピーに使う言葉は、
できるだけ簡単で聞き取りやすく、
同音異義語があるなど他の意味にとられないものを選んでいる。
たとえば、「鮮明に見えます」は、「はっきりと見えます」と
できるだけ平易な言葉を用いる。
字を視覚で見ることと、言葉を耳で聞くこととでは、
伝わりかたが大きく違うのだ。
また、CMの最後は、その会社の社名あるいはサービスや商品の名前、
それらで締める。
それがもっとも伝えるべき部分であるからだ。
なので、会社名や商品名の後にストーリーのオチの補助のような
セリフを入れることはしない。
たとえば、
男: 貴金属・ブランド品、その他「こんな物も売れるの?」と
いったものまで何でも買い取ります。
女: すごーい、こんなに高く買い取ってくれるのね。
NA:ご家庭のご不用品、何でも買い取ります。
○○リサイクルセンター
女: うちの旦那も買い取ってもらえないかしら。
といった形のものである。
これはラジオCMの手法として時々使われているが、私は使わない。
締めが弱くなる、社名や商品名がにごる、と考えるからだ。
また、最後に「いらんこと」を加えたために、
締めが弱くなるどころか、社名や商品名が正しく伝わらない
弊害が起こることもある。
大阪のラジオ局で実際に流されていたCMに、その実例がある。
キムチ専門店のCMだが、
商品であるキムチのおいしさを語り、
最後に店名のサウンドロゴが入り、
その後に女性の声で「アンニョン」と入り、終わる。
このCMを聞いた方のうち、かなり大きな割合の方が
「○○チギャラリー」は店の冠詞で、「アンニョン」が店名だと思うだろう。
しかし、実際は「キ○○ギャラリー」が店名である。
最後にいらんセリフを入れたために、
まぎらわしい誤解を生んでいる実例である。
このようなことになるとCMの効果や意味も半減してしまうだろう。
ちなみに「アンニョン」とは詳しい方によれば、
友人や目下の相手に親しみをこめて言う「またねー」といった意味だとのこと。
実際に録音されて放送された時、
聴いた方の耳に正しく伝わるかどうかである。
ストーリーや流れがわかるかどうかではなく、
単純に聞き間違えが起こらないかどうかと言ったことである。
なので、CMのコピーに使う言葉は、
できるだけ簡単で聞き取りやすく、
同音異義語があるなど他の意味にとられないものを選んでいる。
たとえば、「鮮明に見えます」は、「はっきりと見えます」と
できるだけ平易な言葉を用いる。
字を視覚で見ることと、言葉を耳で聞くこととでは、
伝わりかたが大きく違うのだ。
また、CMの最後は、その会社の社名あるいはサービスや商品の名前、
それらで締める。
それがもっとも伝えるべき部分であるからだ。
なので、会社名や商品名の後にストーリーのオチの補助のような
セリフを入れることはしない。
たとえば、
男: 貴金属・ブランド品、その他「こんな物も売れるの?」と
いったものまで何でも買い取ります。
女: すごーい、こんなに高く買い取ってくれるのね。
NA:ご家庭のご不用品、何でも買い取ります。
○○リサイクルセンター
女: うちの旦那も買い取ってもらえないかしら。
といった形のものである。
これはラジオCMの手法として時々使われているが、私は使わない。
締めが弱くなる、社名や商品名がにごる、と考えるからだ。
また、最後に「いらんこと」を加えたために、
締めが弱くなるどころか、社名や商品名が正しく伝わらない
弊害が起こることもある。
大阪のラジオ局で実際に流されていたCMに、その実例がある。
キムチ専門店のCMだが、
商品であるキムチのおいしさを語り、
最後に店名のサウンドロゴが入り、
その後に女性の声で「アンニョン」と入り、終わる。
このCMを聞いた方のうち、かなり大きな割合の方が
「○○チギャラリー」は店の冠詞で、「アンニョン」が店名だと思うだろう。
しかし、実際は「キ○○ギャラリー」が店名である。
最後にいらんセリフを入れたために、
まぎらわしい誤解を生んでいる実例である。
このようなことになるとCMの効果や意味も半減してしまうだろう。
ちなみに「アンニョン」とは詳しい方によれば、
友人や目下の相手に親しみをこめて言う「またねー」といった意味だとのこと。