大阪には「スーパー玉出」というスーパーがある。
安売りを看板にしている庶民的スーパーで、
「い〇りスーパー」と対極の位置にあると言っていいだろう。
ただ、激安といっても、それほど安いかなと疑問に思うことも多い。
「say you!」や「マッ〇スバ〇ュ」と
あまり変わらないなと感じることも多いのだ。

そのスーパー玉出で流されているBGMだが、
昭和歌謡や昭和ポップスである。
たぶん有線にそのような専門チャンネルがあるのだろう。
先週のある日の夜などは、私が店内にいた10数分間に
渡辺真知子「迷い道」
矢沢永吉「時間よ止まれ」
麻丘めぐみ「私の彼は左きき」が流れていた。
曲がかかるたびにすぐ曲名と歌手名が頭に浮かぶ。
「迷い道」などはワンコーラスはそらで歌える。
そして今日は
プリンセス・プリンセス「世界でいちばん熱い夏」
クリスタルキング「大都会」
梓みちよ「二人でお酒を」が流れていた。
このチャンネルであれば、
流れてくるほとんどの曲のタイトルと歌手名がすぐにわかると思う。
「わからない曲にぶちあたるまで店内にいなければならない」と
いったルールのゲームをしたなら何時間滞在することになるだろうか。
スーパー玉出は24時間営業なので、えらいことになるかもしれない。

しかし、その年代の曲であっても、
いやというほど聞いたことがあるし、歌手名もわかるのだが、
タイトルがわからない、いや、覚えられない曲がある。
「この曲って、なんていう曲だっけ?」
「タイトルはわからん、歌ってるのはたぶん高野寛だと思う」
「検索して調べてみる、えーと、
 きみとぼくはいつでも♪ここで会っているのさ♪
 太陽しかしらない♪二人だけの秘密♪」
と歌詞はここまでスムーズに頭に浮かぶのに、
タイトルが出てこないという不思議な曲なのだ。
確認したところ正確には平成に入ってからの曲だったのだが、
けっこう古い曲であり、昭和の流れをくむメロディーである。

さすがにフレーズをそれだけ入れると
高野寛「虹の都へ」と歌手名とタイトルが出てくるのだが、
その時はそのタイトルを覚えたつもりでも、
しばらくするとまた頭から消え失せているのだ。
もう何度検索して確認したことだろう。
歌詞のフレーズは覚えられるのにタイトルが覚えられない、
実に不思議な曲なのだ。