ある制作プロダクションから
「LPの制作をお願いしたい」と依頼があった。

LPってなんだ?
LPレコードじゃないよな。
検索で調べたところ、なるほどそういうものかとわかった。
ここではめんどくさいので説明は省略する。

何のことかわからなかったくらいなので、
もちろんこれまでに書いたことはない。
「これについて書いてほしい」と指定されたジャンルも初めてのものだ。

結論からいえば、その依頼を受けた。
仕事の依頼はよほどのことがないかぎり受けることにしている。
特に今回は初めて依頼をくださった会社である。
断ってしまうと今後はもう二度と仕事の依頼はないだろう。
逆にきっちりと仕事をすれば、
今後も継続して仕事を出してもらえるかもしれない。
これは新規の先だけではなく、
ずっと仕事をもらっている先であっても、
気を抜いていいかげんなものを作ったり、
納期を守らないといったことになれば、
たちまちうちに首ちょんぱになってしまう。
1に納期、2にクオリティ、この2つは絶対厳守である。

今回の依頼では15本の注文を頂いた。
まずは現在公開されているLPを参考にして、
見よう見まねでどうにかこうにか1本作り、
それを送って、修正すべき点の指示や要望を出してくださいと伝えた。
それに対して大まかな指示や要望を頂いて書き直した。
要は1本目をたたき台にしたわけである。
それ以降はその方針や方向性をふまえてこつこつと書いている。

今回の仕事で、LPについての知識と書く手順などのスキルが
ある程度身についたと思う。
ありがたいことだ。
どんな仕事も最初は未経験だ。
今回も「LP」という言葉さえ知らなかった。
しかし、書いたことがないからできませんと断るつもりはない。
やりますと手をあげて、調べて学んでなんとか形にする。
それに対して依頼先から指示や要望を出してもらって手を加えて、
最初は手さぐりで作ったごつごつした荒削りのものが、
だんだんとまるみを帯びて、きれいな形に整っていく。
それを何回か繰り返すうちに、
最初からある程度まるみを帯びたきれいなものを作れるようになる。

どんな仕事でもそうだと思うが、
教室で習ったことよりも、
現場で動きまくってもがきまくって身につけた経験のほうが役に立つ。
机上の理論よりも、現場での実践のほうが何十倍もの実力がつくのだ。

だがしかし、私のやっている書く仕事ってのは、
取材を除けばほとんどが机上の仕事になるわけで、
「現場」というイメージが今ひとつなんだよね。