うちのボクシングジムはビルの1階にあり、
入口ドアを含めて前面がガラス張りになっている。
で、ビルの規約で建物に看板などをつけられないため、
カッティングシートで作った切り文字をガラスに貼って
看板がわりにしている。
ジムの名前はもちろん、ジムサイトのURL、「練習生募集」の文言、
その他いろいろを貼り付けている。

これらはすべて自分で作って、自分で貼った。
印刷屋やデザイン工房に頼めばこれがまたけっこうな値段になるのだ。
自分でやればシート代だけですむというものだ。

実はカッティングシートでの文字やイラスト作りは
ずっと以前にけっこうわりと多くやっていたことがある。
車に夢中になっていた20代前半の頃、
車のリアウインドウやらフロントガラスの上部やら、
ボンネットやらドアやらに、
カッティングシートで作った文字やら模写したイラストやらを
貼りまくって喜んでいた。
作って貼って、飽きたらまた別のを作って貼っての繰り返し。
定番にしていたのはフロントガラス上部の
「JOHNNY」の文字と、
リアガラスのペコちゃんのイラスト。
さらには友人に頼まれて有料で作ってやったり、
仲のいい女の子に無料でプレゼントしたり、
自己利用以外でも作りまくっていた。

当時はワープロも出回っておらず、またコピー機も持っておらず、
勤めていた会社のコピー機を使うことなど許されるはずもなく、
シートに鉛筆で文字やイラストを書いて、
それをカッターで切り取るといったことをやってた。
今同じことをやれと言われても、とても無理だ。

25歳の時に免許取り消しをくらって、
車への熱がさめて、
その後はカッティングシートから長いこと離れていたのだが、
 ジムを作った時、先述の理由により看板代わりの文字作りをして、
それ以降も時々追加で作って貼ってをやっている。

しかし、昔より今のほうが制作の環境はいいのに、
昔よりも腕がおちたような気がしてならない。
それはたぶん、昔は趣味で気楽に作っていたけど、
今は仕事の関連として「きれいに作らねば」と気負いすぎて
それが逆効果になっているのではないかと思う。