さまよえるLOVEずっきゅん

大阪の広告制作&ライター事務所 ラッキー・スター。 コピーライター&ライターが気まぐれに綴るたわごと。

「見せる」よりも「読ませる」

特に公募の広告賞に多くみられるのだが、
コピーのないビジュアルだけの作品がある。
ビジュアルだけでも意味がわかり、また心を動かす力のある作品も多い。

しかし、私個人的に紙媒体の広告でコピーがないものってのは
物足りない、というか「もったいない」といった気がしてならない。
それよりも文章を主体にした「読ませる広告」が大好きだ。

しかし、一般的に新聞広告やポスターの場合は、
コピーよりもデザインを重視した視覚に訴えかける広告が多い。
コピーべたべたの広告は反主流的である。

私は昔、求人情報誌の求人広告を主として作っていたことがあるが、
その時も頂いたスペースにぎっしりびっちりと
文章を書き込んだ原稿を好んで作った。
広告主の「こんな感じで作ってくれ」といった希望で
ビジュアルものを作ることもあったが、
希望や指示がなければ文章満載型のものばかり作った。
そして、応募効果は文章型のほうが高かったと思う。
特に採用後の定着率では文章型が完全に優っていた。
視覚的なイメージでなんとなく入ってきた方より、
その会社のより多くの情報を文章によって得てからきた方のほうが
後々の定着もよかったようだ。

もちろん求人広告と一般の商業広告とは、
その性質も手法も違うが、それでもビジュアルものとコピーものとでは
心に響くものや残るものに大きな違いがあるのではないかと思っている。

新聞社主催の一般公募の広告賞についても、
上位にはいる作品はビジュアルものが多いのだが、
それでも私は文章がいっぱいの「読ませる広告」が好きだ。
なので、今後もそのような賞に応募する場合は、
主流のビジュアルものも作ることは作るが、
それと併せて別にコピーいっぱいものも作って出すだろうと思う。

独創性のあるくだらなさ

一時期、オープンのコンペに積極的に参加していたことがある。
オープンとはいえ会員制で、会員になれるのはフリーランスのクリエイターである。
募集されるのはデザイン系なら、ロゴ作成やWEBサイト作成、
ライター系なら、ネーミングやキャッチコピー、あるいは記事作成といったところだ。
私はもちろんライター系の仕事を専門にして選択しているが、
何でもかんでも応募するわけではない。

まず、報酬が割に合わないものは受けない。
たとえば「400字の文章100本を5000円で」などといった
案件があるが、1本あたり50円ということである。
そんな金額で書けるかいと即刻無視をきめる。
そう考えるのは私だけでなく、その依頼案件に対しての応募は1人だけであった。

次に、依頼内容があまりにも抽象的過ぎるものも無視する。
たとえば「新規開業する居酒屋の店舗名ネーミング」で
詳細を見ると「チェーン展開を目指す居酒屋です」としか書かれていない。
それだけでどうやって店名を考えろというのか。
ターゲットとする客層は? 年代は? 出す料理の内容は?
店の造作は? その他必要な情報はたくさんある。
「若い女性を主に集客したい洋風居酒屋」と
「各地の地酒をとりそろえた日本酒好きのための店」とでは
考える方向もできあがる名前もまったく違ったものになる。
あらゆるパターンを考えて、それらひとつひとつに対しての名前をいくつも考え、
どれか当たるだろうと乱射をする方法もあるが、
このコンペでは1つの依頼に対して提案できる件数に制限があるのだ。
なので具体的なイメージが固まらないとそれに沿ったネーミングができない。

 ある時期、本業の仕事も多忙であったため、
コンペの参加が片手間以下の適当なものになってしまい、
出来は「今ひとつ」~「ろくでもない」といったことが続いた。

その「ろくでもない」ものであるが、
まず「フコイダンを主成分とした画期的な健康食品のネーミング」に
応募したうちの1本が「スゴイダン」。
次に「オーストラリアの物品を輸入販売するWEBショップのネーミング」に
応募したうちの1本が「レッツ豪」。

くだらねえ・・・けどまあとりあえず応募しとくか、と
WEB上の応募フォームから送信したところ、即座に瞬間却下された。
えっ? なぜ? どうして? あまりにもくだらないから?
なぜだなぜだと却下メッセージを読んだところ、
「既に同じ内容の提案が出されているため」と書かれていた。
くだらないことを考えるのは私だけではなかったのだ。

うーん、ただくだらないだけではなく、
「くだらないけど独創性がある」くらいでないと、
戦っていけないということである。

飛行機ファッション

初めて飛行機に乗ったのは22歳の秋、
当時勤めていた会社の社員旅行であった。
行き先はハワイ、時差の関係で2泊4日の日程である。

私はそれまで飛行機に乗ったことがなかった。
海外旅行には行ったことがない。
生まれ育ちは四国の愛媛で、小学校の修学旅行は高知、
中学校では大阪・京都・奈良、
高校では九州一周(ただし福岡を除く)であった。
その他、遠方へ旅行したことはなく、
琵琶湖から東へは行ったことがなかった。

そんな私がハワイに行くことになったわけで、
ハワイって常夏だというけど何を着ていけばいいんだろう、とか
金はやっぱりドルだよな? など、
会社の友人にあれこれ相談した。
しかし、この友人が実はまたろくでもない野郎だったのだ。

社員旅行の1ヶ月ほど前、旅行代理店の担当者を招いての
説明会が社内で開かれた。
おおよその行動計画や注意点などが説明された後、
質疑応答に進む。
「拳銃を撃てるスポットがあるそうですが、行けますか?」
「ディスコに行きたいんですが、日本語は通じますか?」
といった質問が続いた後、私も確認しておきたいことがあったので
挙手して質問をした。
「飛行機に乗る時、ネクタイ着用だと聞いたんですが・・・」

たちまちうちに社内中が爆笑の嵐となった。
あれこれ相談した友人にかつがれていたのであった。
やられた・・・あの野郎・・・。
しかし、それで終わる私ではない。
それからしばらく後、吉○家に行ったことがないというその友人に
「牛丼の他にサラダや味噌汁などのサイドメニューがあって、
 すべて別料金で有料、七味もひと振り10円かかる」と説明し、
それを信じた友人に、
「すみません、七味ふた振り分ください」と言わせることに成功した。

その後何度か飛行機に乗ることはあったが、
うーんなんというかやっぱり飛行機は好きになれない。
よほど急がないといけないといったことでなければ、
たとえば東京に行くにも、飛行機より新幹線を選ぶだろう。
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