さまよえるLOVEずっきゅん

大阪の広告制作&ライター事務所 ラッキー・スター。 コピーライター&ライターが気まぐれに綴るたわごと。

無理なくタバコをやめる方法

大阪市内某所に「たばこや」という中華料理店がある。
中に入ったことはないが、看板には「中華」とあるので、
大衆向けの中華料理店のようだ。
その某所にはよく行くのだが、その「たばこや」に入ったことはない。
まさか「セブンスター定食」だの「ハイライト丼」などはないだろうが、
「うちはね、ヘビースモーカーのお客さんが多いの、
 だから禁煙席なんてないの、いやなら帰ってちょうだい」などと
言われたらかなわないなと思い、不安で中に入れないのだ。

私はタバコが嫌いだ。
とはいえもとから嫌いだったわけではなく、もともとは吸ってたのだ。
15歳から26歳まで、量は多くはないがほぼ毎日吸ってた。
最初は興味半分だったが、じきに好んで吸うようになった。
最初はハイライトで、マイルドセブン、キャビン85、と変遷し、
またハイライトに戻ってしばらく吸っていたが、
「ちょっとニコチンがきついようだし、軽いタバコにするか」と
キャスターに変えたら今度は吸う本数が増えてしまい、
またすぐにハイライトに戻した。

そのタバコをやめたのは26歳の時である。
大学ボクシング部で指導をする際、
時々スパーリングの相手もするのだが、体力の低下を感じ、
これはまずいとタバコをやめることにした。
しかし、「はい、やめました」といきなりやめられるものではない。
フェイドアウトするようにやめるのがいいだろう。
そこで考えたのが、いつも吸っているハイライトをやめて、
自分にとっては好みではない、
つまり「まずい」と感じるタバコに変えることで、
吸いたい気になれないようにして、本数を減らしていく戦略をとった。
まずはチェリーあたりから始め、1箱開ければ次の銘柄に変えた。
これはその味に慣れてしまって本数が増えないようにするためだ。
いくつかの銘柄を吸い継いだ後、最後は「ネオ・シーダー」という
煙を吸いこむのどの薬を吸い、1箱開けきらないうちに捨てて、
それ以降今に至るまでまったくタバコを吸っていない。
今ではタバコに嫌悪感を持つくらいだ。
カムバックすることは二度とないだろう。

この、まずいタバコに切り替えてフェイドアウトする方法を
ある方に話したところ、
「それを情報販売の商材として売りたいので、
 5000字くらいの文章にまとめてほしい」と注文を受け、
簡単に書けば200字くらいでまとめられる内容なのに、
タバコの害毒やら、周囲に与える影響やらなんやらを付け加えて
話をふくらませまくって、注文どおりの5000字に仕上げた。
もう10年以上前の話だ。
今はもう販売終了となっていると思うので、
この場で内容をばらしてしまうが、
もし昔、いくらで売られていたのか知らないが、
購入された方がいらしたら、この場でおわびしたい。
けどまあその方法で禁煙に成功したなら安いものだとも思う。

プロならプロの仕事をすべき

いつだったかの新聞記事で読んだのだが、
40年前に芥川賞を受賞された方が、
今は生活保護で暮らしているという。

なんでも、受賞の後に
「これからは書きたいものが書ける」と思ったそうだが、
出版社側の要望と、自分の「書きたいもの」のギャップが大きく、
その後40年間で5冊を刊行したのみであるという。

その「書きたいもの」を書いて出版社に持っていっても、
相手にされることなく刊行されないままだという。


この記事を読んで思ったことは、
この人は何か勘違いをしているのではないだろうか、ということである。
書きたいものを書くのは自由だ。
ただ、それが一般的に受け入れられるかどうかはまた別の話だ。
出版社としては、それを刊行することで利益が出るかどうかをまず考える。
本が売れなければ利益は出ない。
だから売れる本を作りたい。
あたりまえの話だ。

かといって、出しても買う人は限られているけれど、
それでも出さなければならない本もある。
おおざっぱにいえば専門書なんかがそうだね。
出版はそれこそ数百部とかそんな単位になることもあるだろうし、
それだけに1冊の販売単価は高くなる。
それでも必要とする方がいて、
その数百部はその人たちに売れるであろうと予測できれば、
利益は薄いだろうけど発刊はされるだろう。

そのような専門書をあまり利益にならないとはわかっていながら
出し続けている出版社もたくさんある。
給料を労働時間で割ると時給数百円になるような環境だったり、
社長は無給になる月も多かったり、
そんな出版社だって実際にある。
利益にはならなくても出すことの必要性を考えて、
義務感で発刊してるようなものだ。
そして、その発刊によってその分野が発展すること、
それが何物にも代えがたい喜びになるだろうね。
社会的使命を担う満足感といってもいいだろう。

しかし、この芥川賞作家の「書きたいもの」は、
一般的にどれだけの価値があるのか。
書いた本人は、書くことで満足するかもしれないけど、
それを読みたいと思う方はどれほどいるだろうか。
編集者はそれを感じ取って「これは売れない」と判断したのだろう。
書きたいものを書くことは自由だが、
それが広く受け入れられるかどうかはまた別の話だ。
あまり売れなくても、社会的に必要性があるならまた別だが、
結局は作家の自己満足に過ぎない内容だととられたのではないか。

記事を読むと、本を出さない出版社が悪いようなイメージになっているけど、
それは違うんじゃないかな。
この方本人がスポイルされたのではなく、作品が悪かった、それだけだ。
40年間で刊行された5作品は、まだ刊行するに値する内容だったのだろう。

書きたいものを自由に書けるのは、アマチュアのうちだけだと思う。
書いても金にはならないけどね。
趣味として書いて、自己満足する、それだけだろう。
賞を獲ったことでプロとしての道が開けたのなら、
プロ意識を持って、趣味ではなく仕事としての書く活動をすべきだろう。
注文を受けて、それに応じた内容の作品を書いて、お金をもらう。
それがプロだ。

今、プロになりたいと思って書き続けている人は星の数ほどいると思う。
また、自分の「書きたいもの」を書いて、
それが認められることを夢みながら、
同時に注文された内容のものを書き続けて生計をたてているプロも
同じように数多くいると思う。

何の制約も受けずに自由なものを書いて、
それがそのまま発刊されて、そして受け入れられて売れる、
そのレベルにあるのは村上春樹氏くらいではないか。
しかし、村上氏も、最初からそのレベルにあったわけではないはずだ。
出版社の新人賞に応募を続けて、
デビュー後は出版社の要望に合わせた作品を書いて、
少しずつ今の地位を確立していったものだと思う。
最初からいきなり「書きたいもの」を書いてたわけではないだろうし、
賞を獲ったからといって、いきなり自由に書いていたわけでもないだろう。
そこに大きな勘違いがあると思う。

ブログ記事のタイトルネーミング

運営しているボクシングジムのサイトを管理している。
そのサイトには、ジムの日記&連絡ボードのようなコーナーがあり、
そこは毎日更新している。
その内容は5日分掲載しており、新しい記事を書いた際には
5日前に書いた記事を消している。

ただ、せっかく書いたものを消滅させてしまうのもなんだかなあと思い、
バックナンバーとして残せるように、
そのコーナーの記事をブログに転載して公開している。

サイトの記事についてはタイトルはつけていない。
日付を冒頭に書くのみだ。
しかし、ブログのほうはそれでは味気ないなと記事にタイトルをつけている。
その日書いた内容の一部分でもいいのでリンクするタイトルをつける。
ただ、ストレートなそのまんまなタイトルにすると不満が残るので、
できるだけくだらない、つまらない、ちゃらけたものにしようと
いつも意識している。
たとえば、
「暑い日が続きます」と平凡なタイトルでは終わらせず、
「暑むさくるしい男たちの夏は続く」などと、
できるだけ、たわけたろくでもないタイトルにしている。
ただ、文字数は17文字以内に収める。
それを超えるとサイドバーのタイトル欄で1行に収まらず、
改行されてしまうことになり、
画面上の美観を損なうことになってしまうのだ。

先日のことだが、そのブログのアクセス数が跳びはねるかのように
急激に増えたことがあった。
なんでだろう? と不思議に思い、その日の記事とタイトルを確認して
ああ、なるほど、と納得した。

その日は選手登録をした際に発行される選手手帳に関して
あれこれ説明を書き連ねた。
その中で、表紙には写真を貼ることになっているのだが、
その写真はスピード写真はいいけどスナップ写真はだめだ、
プリクラは論外ね、といったことを書いた。
そして、その記事のタイトルはその部分にリンクさせたものにした。
本来なら
「選手手帳の写真はちゃんとしたものを」とでもするのだろうが、
それではあまりにも芸がないので、
「選手手帳に壇蜜の写真貼り叱られる」とした。

アクセス数急増の原因はたぶんこれだろう。

ブログ記事タイトルのネーミングについては、
キャッチコピーと同じだとは考えていない。
アクセス増加を狙おうとかまったく考えていない。
ただ単に平凡が性に合わず嫌い、それだけなのだ。
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